テストステロンとは?
テストステロンはバルクアップ(筋肉を大きくすること)だけでなく、丈夫な骨や健康な精子を作る働きもあります。
テストステロンの生成量が少ないと、筋肉がつきにくいだけでなく、性格も女性的になります。
これらは共にテストステロンの前駆体です。
ツナ
ツナにはビタミンDが豊富に含まれています。
先にも書きましたが、ビタミンDはテストステロンの生成・分泌にとって大切な栄養素です(また、ビタミンDは心疾患(心筋梗塞など)を予防する働きもあります)。
従って、ツナを食べることで体内のテストステロン値を上げることができます(テストステロンブースター)。もし、ツナが食べられない場合、サーモン(鮭)やイワシで代用しても構いません。
牛乳
牛乳には、タンパク質とカルシウム、そしてビタミンDが豊富に含まれています。
しかし、牛乳には乳糖が含まれており、乳糖にアレルギーがある場合(乳糖不耐症)、腸内環境を悪化させるので注意が必要です。
さらに、牛乳のタンパク質の一つにカゼインがあります。カゼインもアレルギー反応を示す人がいるので、注意が必要です。
これらの栄養素にアレルギーがある場合、敢えて牛乳を飲む必要はありません。他の食品でいくらでも代用ができます。
ちなみに、私は現役時代、毎日20個の全卵を食べていました(これを約20年間続けました)。
1.コレステロール
2.ビタミンD
シリアル
シリアルの中にはビタミンDが強化されているものがあります。そのようなシリアルを選べば、テストステロンの分泌を促進させることが可能です。
牡蠣
牡蠣にはたくさんの亜鉛が含まれています。また、低脂肪かつ高たんぱく質でもあります。減量期のビルダーにはもってこいの食べ物ですね。
亜鉛とテストステロンには密接な関係があります。なぜなら、体内における亜鉛濃度とテストステロン濃度には強い相関性があることがわかっているからです(Prasad AS, 1996, http://bit.ly/2k3a3sk)。
しかし、甲殻類にアレルギーがある場合は敢えて選ぶ必要はありません。甲殻類アレルギーの症状は、比較的重度の場合(アナフィラキシーショック)が多いです。
アナフィラキシー症状には、嘔吐、呼吸困難、全身痙攣、蕁麻疹などがあります。
牛肉
牛肉はビタミンDと亜鉛の両方が豊富に含まれています。特にレバーはビタミンDの宝庫です。
ただし、牛肉には飽和脂肪酸が多いです。飽和脂肪酸は高脂血症やメタボの原因になるため、脂肪の少ないひれ肉などを選んで食べるようにしましょう。
大豆(納豆、豆乳など)
大豆にはビタミンD、亜鉛ともに豊富に含まれていますので、テストステロンブースターとしては申し分ないです。納豆は豆乳などを毎日の食事のアイテムに加えると良いでしょう。
また、大豆にはマグネシウムとカルシウムが含まれていますが、これらのミネラルは協同して血圧を調整しています(高血圧の予防)。
納豆に含まれているナットウキネーゼは、血栓が作られるのを予防します(血液サラサラ効果)。動脈硬化、心臓病の予防に効果的な栄養素です。
大豆はテストステロン分泌を低下させるという説も!?
大豆や枝豆、ソイプロテインにはフィトエストロゲン(phytoestrogens)が含まれています。
フィトエストロゲンはエストロゲン(女性ホルモン)と似たような働きを持っています。しかし、完全に女性ホルモンと同じ作用をするかどうかについては、まだ明確なエビデンスがありません。
大豆製品が体内のテストステロン値とエストロゲン値にどのような影響を与えるかについては、未だわかっていません (Sergei V. Jargin, 2014, http://bit.ly/2ksGxMA)。
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関連文献
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Prasad AS, Mantzoros CS, Beck FW, Hess JW, Brewer GJ: Zinc status and serum testosterone levels of healthy adults. Nutrition. 1996 May;12(5):344-8 (http://bit.ly/2k3a3sk).
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Sergei V. Jargin: Soy and phytoestrogens: possible side effects. Ger Med Sci. 2014; 12: Doc18. Published online 2014 Dec 15. doi: 10.3205/000203 (http://bit.ly/2ksGxMA).