- 2020年9月16日
- 2020年10月16日
肩甲背神経の走行・機能・絞扼箇所
肩甲背神経はC5頚神経から分岐した後、菱形筋の下層を肩甲骨内側縁に沿って下行しています。(下図)。 肩甲骨の挙上と外転をコントロールしています。 本記事では肩甲背神経の走行や絞扼箇所などについて解説してあります。 走行 肩甲背神経は、C5頚神経(前枝)から分岐(75%)し […]
肩甲背神経はC5頚神経から分岐した後、菱形筋の下層を肩甲骨内側縁に沿って下行しています。(下図)。 肩甲骨の挙上と外転をコントロールしています。 本記事では肩甲背神経の走行や絞扼箇所などについて解説してあります。 走行 肩甲背神経は、C5頚神経(前枝)から分岐(75%)し […]
腋窩神経は、上肢にある末梢神経の一つです。運動と知覚の両方の機能を持っており、肩周辺の皮膚、筋肉に支配を持っています。 本記事では腋窩神経の走行や絞扼箇所などについて解説してあります。 走行 C5/C6頚神経から起こり、腕神経叢の後神経束から分岐します。 腕神経叢から分岐した後、腋窩神経は腋窩動脈の […]
橈骨神経は上肢の後面を走行しており、肘・手首・指の伸展作用を持ちます。また、知覚支配領域は上肢の後面にあります。 本記事では橈骨神経の走行や絞扼箇所などについて解説してあります。 分岐 橈骨神経には以下の神経に分岐しています。 後上腕皮神経 下外側上腕皮神経 後前腕皮神経 深枝(後骨間神経) 浅枝 […]
走行 筋皮神経(きんぴしんけい、musculocutaneous nerve)はC6-C7頚神経由来の末梢神経です。 腕神経叢の外側神経束から出た後、上腕近位部では烏口腕筋の筋腹を貫通しています。 そして、上腕遠位部では上腕二頭筋と上腕筋の間を下行し、肘関節の約2㎝近位において筋膜孔か […]
走行 尺骨神経はC8/T1脊髄神経から起こります。腕神経叢の内側神経束から分岐した後、尺骨神経となります。 腋窩 尺骨神経は腋窩において、烏口腕筋の内側、腋窩動脈の外側を走行しています。 上腕 上腕の近位1/3では、烏口腕筋の下側を走行しています。 遠位2/3では内側上腕筋間中隔と上腕三頭筋内側頭の […]
走行 正中神経はC4-T1脊髄神経由来の神経です。 腕神経叢の内側神経束と外側神経束が合流した後、上腕部で正中神経となります。 その後、前腕部を下行し前骨間神経と正中神経掌枝に分岐します。 前骨間神経は方形回内筋に終始しています。一方、正中神経掌枝は手掌部の皮枝となります。 機能 正中神経には知覚と […]
坐骨神経について以下の項目を解説しています。 走行 支配筋 坐骨神経痛 絞扼箇所 坐骨神経の走行 坐骨神経はL4-S3脊髄神経が束になった後、大坐骨孔を外に出ます。 その後梨状筋の下、坐骨結節の外側を通り、大腿後面、下腿後面へと下行していきます。 大腿後面において、脛骨神経と総腓骨神経に枝分かれして […]
概要 正中神経は文字通り、上肢の真ん中を走行している神経です。上肢の神経の中でもっとも絞扼されるリスクが高い神経です。 運動、知覚の両方の機能を備えているため、絞扼によりそれらの機能低下が起こります。代表的な疾患には手根管症候群や回内筋症候群などがあります。 機能 正中神経の知覚支配領域は、手掌側の […]