- 2019年6月27日
- 2020年6月20日
足底筋膜炎(Plantar fasciitis)の症状・原因・検査法・治療法について
足底筋膜は足底内側にある内側アーチを支えており、立位(または歩行の立脚相)において伸張されることで、地面からの衝撃吸収の役割を担っています(図1)。 図1 また足底腱膜は踵骨隆起内側突起に起始を持ち、中足趾節(MP)関節の骨膜に停止を持っています(図2)。 横中足靭帯と屈筋の腱鞘にも癒 […]
足底筋膜は足底内側にある内側アーチを支えており、立位(または歩行の立脚相)において伸張されることで、地面からの衝撃吸収の役割を担っています(図1)。 図1 また足底腱膜は踵骨隆起内側突起に起始を持ち、中足趾節(MP)関節の骨膜に停止を持っています(図2)。 横中足靭帯と屈筋の腱鞘にも癒 […]
側弯症では脊椎に側屈と回旋、また特に胸椎には後弯が加わっています。脊椎で生じる変位により、胸郭にも捻れが生じます。 通常、側屈凹側(側屈側)の胸郭が後方に隆起し幅が狭くなり、側屈凸側(側屈の反対側)の胸郭は幅が広くなっています(図1)。 図1 脊椎の捻れが胸郭に及ぼす影響 側弯症と診断 […]
膝窩筋の起始は、大腿骨外側顆、腓骨頭、外側半月後角の3か所にあります。 これらの中で大腿骨外側顆の付着がもっとも強く、また外側半月後角に付着していないケースも多いです(Tria AJ, J Bone Joint Surg Am. 1989 Jun;71(5):714-6. http://bit.ly […]
『むち打ち症』という言葉は1928年に初めて使われました。ケベックタスクフォース(QTF)によるむち打ち症は、「主に自動車事故において後方もしくは横から追突されることによって生じる骨または軟部組織の傷害であり、急激な加減速メカニズムによって頚部に負荷が加わることによって生じる」と定義されています(S […]
腸脛靭帯症候群は1975年にRennelによって初めて定義されました(Renne JW., 1975, http://bit.ly/2vhMxwo)。 反復傷害であり、膝の痛みとして最も多い原因と言われています。特にサッカーやバスケットボールの選手、ランナーなどに好発します。 腸脛靭帯は腸骨稜を起始 […]
梨状筋起因の坐骨神経痛は、1928年にYeomanによって初めて提唱されました。当時、彼はこの疾患を『仙腸関節周囲炎』と表現していました。 梨状筋症候群という疾患名はRobinsonによって初めて使われました。(D.R. Robinson 1947; https://goo.gl/cMtZqf)。 […]
外側上顆炎は1873年にRungeによって初めて報告された症状ですが、『テニス肘』という言葉は1883年にMajorによって初めて使われました。 テニス肘とも呼ばれており、肘関節の痛みで最も多い症状です。患者の多くは30歳以上であり、全人口の1%から3%の人に影響しています(https://goo. […]
1872年にDuplayによって“関節周囲炎”という言葉が初めて使われた後、1934年にはCodmanによって“五十肩(Frozen shoulder)”と命名されました。“癒着性関節包炎”は1945年にNeviaserにより付けられた疾患名です。 症状 癒着性関節包炎の症状の特徴は、肩関節の痛みと […]
オスグッド・シュラッター病は、アメリカ人の整形外科医Robert Osgood (1873-1956)とスイス人の外科医Carl Schlatter (1864-1934)の2人の名前から命名されました。 この疾患は小学生から高校生にしばしば見られる脛骨粗面の骨軟骨炎(成長骨端炎)です。 ジャンプ動 […]
回旋筋腱板(ローテーターカフ)は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉で構成される筋群の総称です。 肩関節の安定性にとって非常に重要な役割を果たしており、これらの筋肉の機能低下は直接的に肩関節の不安定性を引き起こします。 腱板断裂は変性の進行が潜在的要因となっているケースが多く、 […]