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2020年

  • 2020年7月15日
  • 2020年7月15日

肘関節後外方回旋不安定性の原因・症状・治療法

肘関節の後外方回旋不安定性(PLRI=Posterolateral rotatory instability)は、1990年代にO’Driscollらによって定義されました。 この疾患では、肘関節周辺靭帯の機能低下により橈骨頭の不安定性が発生しています。外側上顆炎の患者にも好発する運動障害です。 本 […]

  • 2020年7月14日
  • 2020年7月14日

肘関節の関節運動学と関連症状

肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨の三つの骨によって構成されています。 これら3つの骨により、腕橈関節、腕尺関節、近位橈尺関節の三つの関節が形成されます。肘関節は滑膜、関節包によって覆われている滑膜性関節に分類されます。 腕尺関節 腕橈関節 上橈尺関節   関節運動学 腕尺関節 腕尺関節は上腕骨滑 […]

  • 2020年7月13日
  • 2020年7月21日

顎関節症の原因・症状・治療法

顎関節症(Temporomandibular disorder=TMD)は、咀嚼筋や顎関節(TMJ)とそれらに関連する構造に起因する障害のことです(Okeson, 1996)。また顎関節周辺にある筋骨格系の疾患でもあります(Laskin et al., 1982)。 人口の20~25%が罹患し(Ge […]

  • 2020年7月12日

前方頚椎症候群の原因・症状・治療法

前方頚椎症候群では、下部頚椎の運動障害が起こっています。 また、上位交差性症候群、頚神経根障害、胸郭出口症候群、テニス肘、ゴルフ肘、手根管症候群などの症状が併発していることが多く、それにより頭頚部痛や上肢への関連痛などが自覚症状として現れます。 このように、前方頚椎症候群は様々な症状を引き起こすにも […]

  • 2020年7月11日
  • 2020年7月11日

咀嚼筋の解剖学と関連症状

咀嚼筋は、外翼突筋、内側翼突筋、咬筋、側頭筋の4つの筋肉の総称です。下顎骨の運動(口の開閉)に関与している筋群です。 本記事では咀嚼筋の解剖学と関連症状について解説してあります。 外側翼突筋 内側翼突筋 咬筋 側頭筋 咀嚼筋の解剖学 外側翼突筋(lateral pterygoid muscle) 起 […]

  • 2020年7月11日
  • 2020年7月11日

外側翼突筋の解剖学と関連症状

外側翼突筋は咀嚼筋の一つです。 顎関節症(TMD)の原因となる筋肉です。 本記事では舌外側翼突筋の解剖学と関連症状について解説してあります。 外側翼突筋 内側翼突筋 咬筋 側頭筋 外側翼突筋(lateral pterygoid muscle) の解剖学 起始;上頭-蝶形骨(側頭下稜、大翼)、下頭-蝶 […]

  • 2020年7月10日

舌骨筋の解剖学と関連症状

舌骨筋は舌骨に付着している筋肉の総称です。 舌骨の上側にある筋群を舌骨上筋、下側にある筋群を舌骨下筋と呼んでいます。 舌骨上筋は以下の筋肉によって構成されています。 顎二腹筋 茎突舌骨筋 顎舌骨筋 オトガイ舌骨筋 舌骨下筋は以下の筋肉によって構成されています。 胸骨舌骨筋 胸骨甲状筋 甲状舌骨筋 本 […]

  • 2020年7月9日
  • 2020年7月9日

顎関節の関節運動学と関連症状

下顎骨の運動では、左右両側の顎関節が同時に動きます。従って、片側の顎関節の運動は、反対側の顎関節の運動に影響を及ぼします。 本記事では顎関節の関節運動学と関連症状について解説してあります。 解剖学 顎関節は下顎骨(下顎頭)と側頭骨(下顎窩)の間にできる関節です(下図)。 顎関節の間には関節円板が挟ま […]

  • 2020年7月3日
  • 2020年7月3日

頚椎の解剖学と関連症状

頚椎は7個の椎骨によって構成されています。胸椎や腰椎と比べ、椎間関節の可動域が大きくなっています。 頚椎の横突孔には椎骨動脈が走行しています。これは胸椎や腰椎には見られない特徴です(下図)。   環椎(C1)と軸椎(C2)は、他の頚椎とは異なる特徴的な形状をしています(下図)。 環椎には棘 […]

  • 2020年7月2日
  • 2020年7月2日

頚椎の関節運動学と関連症状

頚椎の屈曲は80°から90°、伸展は20°から45°、回旋は40°から45°(片側)の可動域があります。 しかし、頚椎の可動域は頚椎の部位によって異なります。同様に頚椎の関節運動学も部位によって異なります。 環椎後頭関節(C0/1) 環椎後頭関節は後頭顆(凸)と環椎上関節突起(凹)との間の結合であり […]